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TACAS 液状化検体細胞診

ベセスダシステムの必要性

ベセスダシステムは、米国を中心に世界中で採用されている子宮頸癌スクリーニングの報告様式であり、標本の評価、推定診断を目指した記述用語等の先進的考え方は、細胞診断学全領域にも影響を及ぼしております。
諸外国においては、既にパパニコロウ分類よりベセスダシステムにて婦人科頸部細胞診検査が運用されており、海外での学会発表や論文投稿等でもベセスダシステムでの表記が基準となっております。日本ではベセスダシステム2001準拠子宮頸部細胞診報告様式が運用されています。

なぜベセスダシステムが必要なのでしょうか?

1. クラス分類の課題

  • 診断が改良されてきた結果、細分化され診断者間での標準化が困難
  • 子宮頸癌取り扱い規約との不整合
  • 病理診断の用語ではなく、検査側と臨床の連携に不足がある

2. ベセスダシステムのメリット

  • 子宮頸部細胞診の為に開発されている
  • 診断が2分類となり臨床方針が立てやすくなる
    LSIL→経過フォロー、HSIL→コルポ/生検等
  • 報告様式(記載内容)が統一化されている
  • 細胞の採取方法から適正標本の基準とその扱いが統一される
  • 細胞採取 → 標本作製 → 診断 → 臨床への流れが確実になり、
    受診者へのサービスがさらに向上する

ベセスダシステムに関するインターネットアトラスのHP

American Society of Cytopathologyの関連ページです。349症例の標本写真が掲載されており、ベセスダシステムに準拠した診断のトライアルが可能です。