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HPV関連製品

HPVジェノタイピング

研究用試薬

ヒトパピローマウイルス(HPV)の遺伝子タイプ判定用キット
GENOSEARCH™ HPV 31

HPV遺伝子タイプ31種類を「高感度」に「全て同一感度」に検出可能
PCR-rSSO法(Luminex®法)により96サンプル分を高感度に短時間で同時処理可能
ヒトパピローマウイルス(HPV)の遺伝子タイプ判定用キット
Code No. 製品名 包装
GS-B0601(冷凍品)
GS-B0602(冷蔵品)
*セット販売品です。
GENOSEARCH™ HPV 31 96 テスト

※ ジェノサーチシリーズ製品の取扱に関するお知らせ (2012.01.24)(PDF:57KB)

HPVジェノタイピングの研究目的

◎ HPV感染が発症に関わるとされる臨床研究

子宮頸がん、子宮膣がん、甲状腺がん、唾液腺がん、食道がん、肛門がん、直腸がん、上顎洞がん、
口腔がん、咽頭がん、舌がん、コンジローマ、皮膚乳頭腫等

◎ HPVワクチンの研究
◎ HPVが関与する疾患の発症リスクの疫学研究

ヒトパピローマウイルスとは

HPV感染と子宮頸癌への進行図 ヒトパピローマウイルス(Human Papillomavirus : HPV)は100種類以上の遺伝子タイプが報告されており、この感染が以下の疾患に関与していると報告されております。
(子宮頸がん、食道がん、肛門がん、直腸がん、口腔がん、咽頭がん、コンジローマ、皮膚乳頭腫 等)
特に子宮頸がんに関しては多くの研究が報告され、がん発症に関与するハイリスクタイプとローリスクタイプに分類されています。HPVに感染しても自然消失する場合がほとんどですが、ハイリスクタイプHPVに感染した細胞の一部はがんに進行します。

GENOSEARCH™ HPV31特徴

HPV 遺伝子タイプ31種類を高感度に同時検出可能

本品は遺伝子タイプ特異的な「マルチプレックス PCR」と、蛍光ビーズによる多項目同時測定を可能にする「Luminex® テクノロジ―」を組み合わせたPCR-rSSO 法により、HPV 遺伝子タイプ 31 種類を高感度に同時検出可能です。

【検出可能な遺伝子タイプ】HPV遺伝子タイプ31種
6b、11、16、18、26、31、33、35、39、42、44、45、51、52、53、54、55、56、58、 59、61、62、66、68、70、71、73、82、84、90、CP6108

・全タイプ共にDNA1000 copies/test(80 copies/µL)の測定感度を持っております。

96検体の遺伝子タイプを一括測定可能

検出にはLuminex®を使用します。96検体、それぞれの遺伝子タイプを1枚の96穴プレートで一括測定することが可能です。

結果の正確性の推測が可能

インターナルコントロール(β-グロビン遺伝子)も同時に測定されますので、結果の正確性を推測できます。

キャリーオーバーコンタミネーションの防止

ウラシル DNA グリコシラーゼを使用することで増幅産物のキャリーオーバーコンタミネーションを防止します。

他社のHPVタイピング試薬と良好な相関成績

市販のLBC固定液からの検出が可能です。液状化検体細胞診「TACAS™」について

測定のフロー概要

抽出後から結果出力まで約3時間  ※ 測定のフローの詳細は、製品の能書をご確認ください。
HPV遺伝子抽出抽出は結果に影響しますので、純度の高い精製方法をご検討ください。
HPV遺伝子増幅 検体から抽出したDNAを鋳型として、それぞれのHPV遺伝子タイプ特異的なプライマーで マルチプレックスPCRを行います。
DNA
マスターミックスTaq DNAポリメラ−ゼ
ウラシルDNAグリコシラーゼ
HPV遺伝子増幅図マルチプレックスPCRは、ヒトβ-グロビン遺伝子領域も同時検出するようにデザインされており、この遺伝子の検出を確認することで、抽出および検出がただしく行われたかを判断する指標となります。プライマーにはビオチン標識がされています。
ハイブリダイゼーション HPV遺伝子タイプ特異的な配列を持つプローブを固相した蛍光ビーズと上記で増幅したDNA増幅産物を ハイブリダイゼーションさせます。その後、2回の洗浄操作を実施します。
増幅DNA
ビーズミックス
ハイブリダイゼーション緩衝液
ハイブリダイゼーション図
蛍光標識(SA-PE反応) ハイブリダイゼーション反応終了後、フィコエリスリン標識ストレプトアビジン(SA-PE)を加え、 ビーズ表面のプローブにハイブリダイゼーションした増幅産物のビオチンとSA-PEを結合させます。
SA-PE
リン酸緩衝液
蛍光標識(SA-PE反応)図
検 出 Luminex®システムで、蛍光ビーズの判別と、その表面上のSA-PEによる蛍光値を、 フローサイトメトリーの原理で同時に検出します。
(Luminex®テクノロジ―)
判 定 Luminex®システムから出力された蛍光値データ(csvファイル)を判定用ソフトウェアで解析し、 遺伝子タイプを判定します。

蛍光値がcut off値より高い場合に、陽性と判定されます。
HPVβ-グロビン判定解説
非検出非検出判定不可増幅または検出で問題が発生している可能性があります。
非検出検出HPV非検出本キットで検出可能なHPVは検出されませんでした。※1
検出非検出再検査増幅または検出で問題が発生している可能性があります。
検出検出HPV検出その他の遺伝子タイプの存在は否定できません。※2
※1:
測定に用いられるウイルスDNA量が検出感度以下の場合は検出できない場合があります。また、HPVは変異を起こすことが考えられます。
本試薬で使用しているプライマーおよびプローブと異なる配列を有するHPVが存在した場合には検出できない場合や、誤ったタイプと判定される場合があります。
※2:
本キットで検出できない遺伝子タイプがあります。

他社のHPVタイピング試薬との相関成績(自社データ)

子宮頸部液状化検体で検出された遺伝子の一致率
他社のHPVタイピング試薬との相関成績

参考文献

  1. Walboomers, J. M. et al. Human papillomavirus is a necessary cause of invasive cervical cancer worldwide. J. Pathol. 189, 12-19 (1999), PubMed10451482
  2. Bosch, F. X. et al. The causal relation between human papillomavirus and cervical cancer. J. Clin. Pathol. 55, 244-265(2002) , PubMed11919208
  3. IARC Working Group. IARC monographs on the evaluation of carcinogenic risks to humans. Vol. 90. Human papillomaviruses. Lyons, France: International Agency for Research on Cancer. (2007)