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TACAS™ News

HPV検査 No.1
HCⅡ測定時の検体保存性

液状化検体細胞診 (LBC) の特徴の1 つとして、細胞診標本作製後、同一検体から他検査を実施できることが挙げられる。
ヒトパピローマウイルス(HPV) 検出キットHPV DNA「キアゲン」HCⅡ (QIAGEN 社)( 以下HCⅡ)はハイリスクHPV のスクリーニング検査法である。TACAS 検体からHC Ⅱ検査が可能か、また保存性について培養細胞および臨床検体において検討した。

【検討方法】

◯培養細胞を用いた検討
  1. TACAS GYN Vial に培養細胞SiHa を 105、6.5 × 104、5.0 × 104、2.5 × 104 copies/mL の濃度で固定する。
  2. 30℃で0 日、1 週間、2 週間、3 週間、4 週間保存し、HCⅡ測定を実施
  3. 検査フロー
    1. ① 細胞溶液2mL を遠心 (2,900 g × 15 分)
    2. ② 上清をデカントし、スピンダウン
    3. ③ 上清を完全に取り除く
    4. ④ HCⅡ用検体輸送液:アルカリ変性試薬
        = 2:1 で混和し、250µL 添加
    5. ⑤ 65℃・45 分インキュベーション
    6. ⑥ スピンダウン後、75µL を用いHCⅡ測定を実施
  4. 判定:Index 値1.0 以上を陽性


◯臨床検体を用いた検討
  1. 培養細胞での保存性確認後、臨床検体を用いて測定を実施、保存性を確認
  2. Cervex-ブラシ COMBI にて膣頸部より擦過した細胞をTACAS GYN Vialに固定し、30℃で保存
  3. 1、2、3、4 週間後に保存サンプル2 mL を用いてHCⅡ測定を実施(検査フローは上記3. 参照)
  4. 判定:Index 値1.0 以上を陽性

【結果】
臨床検体では93 例中20 例で陽性であった。培養細胞および臨床検体において30℃で4 週間のHPV-DNA の保存性が確認された。

採取固定後に冷蔵保存をする必要はなく、室温保存下からHCⅡ検査へ用いることが可能である。

※ 民間検査センターAにて実施しており、他民間検査センターの方法については各センターへご確認ください。

引用:
二谷悦子、高橋正宜. 新しい液状処理細胞診法TACAS™の基本性能
日本臨床細胞学会雑誌:補冊2号. 48: 670 (2009)

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