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TACAS™ News

HPV検査 No.3
TACAS GYN Vial検体でのアンプリコアHPV測定時の保存性

HPV 遺伝子検査キット「アンプリコアHPV」(Roche 社)はハイリスクHPV のスクリーニング検査法である。 TACAS 検体から同検査が可能かどうか、また、培養細胞および臨床検体の保存性を検討した。

【検討方法】
◯培養細胞を用いた検討
  1. TACAS GYN Vial にHPV16 を感染させた培養細胞SiHa を103 cells/mL の濃度で固定
  2. 30℃で1 日、1 週間、2 週間、4 週間保存
  3. 前処理およびDNA 抽出(EX-R&D)を三通りの方法で実施
    1. A) 原液:サンプル250µL 用い、DNA 抽出
    2. B) 水置換: 1. サンプル250µL を遠心 (15,000 rpm、5 分)
            2. 上清を除去し、脱イオン水250µL を添加
              3. 全量を用い、DNA 抽出
    3. C) 洗浄後水置換:1. サンプル250µL を遠心 (800 × g、5 分)
               2. 上清を除去し、脱イオン水500µL を添加後、遠心 (800 × g、5 分)
                3. 上清を除去し、脱イオン水250µL を添加
                4. 全量を用い、DNA 抽出
  4. 各方法でDNA 抽出後、アンプリコアHPV キットを用い、測定
  5. 判定:測定値0.2 以上を陽性

◯臨床検体を用いた検討
  1. TACAS GYN Vial 中に子宮膣頸部擦過細胞を採取・固定
  2. 原液250µL からDNA を 抽出し、所定の方法でアンプリコアHPV 検査を実施
  3. 判定:測定値0.2 以上を陽性


【結果】
◯培養細胞を用いた検討
30℃で、細胞固定原液では2 週間まで、水置換および洗浄後水置換したサンプルでは4 週間の保存性が確認された。


◯臨床検体を用いた検討
臨床検体17 例を用いた30℃での細胞固定原液の保存性試験で、4 週間までHPV-DNA を検出可能であった。




※ 弊社での検討のため、民間検査センターでの方法とは異なる可能性があります。
詳細は各センター様へお問い合わせください。


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