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TACAS™ News

基本性能 No.3
塗抹検出感度

細胞診標本を作製する上でTACAS 法の検出感度を確認した。


【検討方法】
  1. 培養細胞ME-180 (以下「細胞」) を固定液で固定
  2. TACAS の所定の方法で、細胞沈渣を得る
  3. 沈渣を脱イオン水で希釈して900 × 104 個/mL の細胞浮遊液に調整
  4. 「 3」を脱イオン水で希釈して以下の細胞濃度(個 /mL)の浮遊液を作製
    900 × 1044、180 × 1044、90 × 104、18 × 104、9 × 104、1.8 × 104、9,000、1,800、900、180、 90、18、9、1.8 ( 個/mL)
  5. 標本作製方法
    TACAS 法: 各細胞濃度溶液300 µ L をTACAS Slide に添加して、所定の方法で標本を作製

【細胞量のカウント方法】
  1. 対物レンズ20 倍で1 視野でカウントできる細胞数を、5 視野カウントする。
  2. 1 視野に細胞がカウントできない場合は、10 視野を確認して1 視野あたりの平均値を記載する。
  3. 沈数視野で細胞が確認できなかった場合は、低倍率で全視野を確認して細胞数をカウントする。

【結果】
TACAS は低濃度では900 個/mL 位までの細胞検出が確認可能であった。
高濃度においては180 × 104 位から最大限の吸着となり平衡塗抹状態となった。

【考察】
今回の検討は、TACAS の純粋な塗抹力の比較であり、使用細胞も小型の培養細胞であるために、実検体の結果 を反映するものではない。しかし、細胞の塗抹再現性と検出感度に関しては十分な性能を確認することができた。

引用: 二谷悦子、高橋正宜. TACAS™法の基本検討. 日本臨床細胞学会雑誌:補冊1号. 49: 187 (2010)

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